【本】世界の終りの歩き方

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こんばんは、kanatoです。
ゴールデンウィークももう終わりですね・・・。ハァ・・・。
さて、今回はゴールデンウィーク中に読んだ本をご紹介したいと思います。
松田 元 著「世界の終わりの歩き方」です。

不安定な世界情勢の中、「世界の終わり」を感じて生きる新世代に向けての攻略本的「生き方指南書」。
<終わりの始まり>ともいえる1995年からの失われた20年を紐解き、あらゆる破たんと欺瞞を提示、
現代を不安に打ち克ち生き抜くためのサバイバルゲームと定義づける。どんな武器を身に着け、どんな意識で行動すべきか。
30代前半にして経営者・投資家としてメディアでも活躍する傍ら、多くのセミナーや大学講師を務める松田元が、
今を生き抜くための9テーマを扇情的なフレーズで叩き切る、新世代のための“破壊と再生”のバイブル。

美麗な表紙に物々しいタイトルがついた本です。
そのギャップにやられてしまい、久しぶりに紙の新刊本を衝動買いしてしまいました。
ちなみに、カバーイラストは初音ミクのイラストレーターKEIさんの「世界の終りの女神」だそうです。
著者は「松田 元」さん。現在32歳で年収は13億円だそうです。
衆議院予算委員会に公述人として最年少で出席された経歴もあります。
中学、高校は中退、しかし、実業家で大学の研究所所長という、まさしく成功者といった感じです。
本書は9つにカテゴライズされており、すべて「・・・のオワリ」です。
平易な文章で書かれた読みやすい書籍だと思います。
内容の詳細については本書を読んでいただきたいのですが、どれもこれも資本主義社会の本質というか、ドロドロとした日本人ならあまり考えたくない類のものを、分かり易く、包み隠さず語られています。
そして、結論はどれも「金の流れ」に行きつくと・・・。
(ただ、本書の内容が本当なら、この本を出版した理由も逆に気になってきますが・・・)
特に経済や平和、労働、倫理などの部分は考えさせられる内容でしたし、大変参考になりました。
(若干文章がところどころ鼻につく気はしましたが・・・)
しかし、世界の終りについてはわかるのですが、著者の「世界の終り」に対する対処法などはあまり書かれておらず、タイトルの「歩き方」という部分についてはかなり不足しているような印象を持ちました。
もしかすると「人それぞれ違うので、自分で考えましょう」ということなのかもしれませんが・・・。
なお、「おわりに」の後半の一文にかなり「?」な部分がありました。
正直、「これ、ここで書く?」といったような感じの自尊心丸出しの一文です。
もしかしたら、この一文でこの本一冊丸っと台無しになってしまうような気すらします。
「これが無ければ、いい本なのに・・・」っと最後の最後に思わされてしまいました。
ただ、内容自体には関係ないですし、現在の資本主義社会を正確に素早く理解するにはすごく良い本だと思います。
ぜひ一読してみてください。(「おわりに」以外・・・)
私はソフトカバーを購入しましたが、kindle版の方が割引にポイントもつきますので、おすすめです。
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
kindle版

ソフトカバー版

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