こんにちは、kanatoです。
先日、管理職に昇進したので、管理職研修なるものに行ってきました。研修自体は普通の座学で報酬体系がどうとか、売り上げがどうとかと、まあ一般的な内容だったのですが、その後に社長をはじめとした重役方との懇親会が模様されました。
私の隣は右に社長、左に取締役でした。最近の明るい話題というか科学系の会社なので「はやぶさ」の話題などで盛り上がったりしたのですが、ひょんなことから「項羽と劉邦」の話になり、そこから間髪入れず司馬遼太郎のお話に続いていきました。こんな流れです。
- 項羽はワンマンタイプで自分でなんでもできたが、周りの協力を得られず、最後は没してしまった。逆に劉邦は自分では何にもできないが、人をまとめ上げる能力だけはあったので、生き残って漢王朝をたてることができた。管理職は劉邦タイプであるべきなのでは?あっ、でも韓信タイプでもいいかな?
- 項羽と劉邦はやっぱり司馬遼太郎だよね。司馬遼太郎読んだ?
- 司馬遼太郎ならやっぱり「坂の上の雲」と「黒田官兵衛(播磨灘物語?)」は押さえておきたい。とりあえず、「坂の上の雲」の森鴎外はどうかと思う。
- 入りづらいなら、「燃えよ剣」から読みましょう。これは初心者向けです。
その日お話したお偉いさん方は大方読んでいたみたいですね。大企業のトップの方々にも司馬遼太郎ファンは多いようですし、「偉い人は『司馬遼太郎』好きが多い」というのも間違いではないような気がしました。ちなみにある人は「若い頃は技術書ばかり読んでいたけれど、司馬遼太郎読んでおいた方がよかった」と言っていらっしゃいました。何でも「人生の選択時に大きく間違わなくてすむ」とのことです。
私も司馬遼太郎を読み返してみようと思った、お偉いさん方との懇親会でした。
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