死ぬこと以外かすり傷(箕輪 厚介 著)

こんばんは、kanatoです。

今日から新年度ですね。通勤時は大体Voicyを聞いているのですが、最近電車の中等、自身が動かない時はkindleで本を読むようになりました。それで、本日読了した本をご紹介したいと思います。結構前にAmazonの日替わりセールで購入していたのですが、積読になっていた一冊です。もっと早く読めばよかったです。

死ぬこと以外かすり傷(箕輪 厚介 著)

もう説明は不要なくらい有名な幻冬舎の編集者、箕輪厚介さんの著書です。箕輪さんはNewsPicks Book編集長で、ベストセラー連発して、天才編集者と言われている方です。主な編集に、堀江貴文『多動力』、落合陽一『日本再興戦略』、佐藤航陽『お金2.0』、前田裕二『人生の勝算』などがあります。

また、オンラインサロン「箕輪編集室」を主宰して、今でも1000人以上が参加されている人気オンラインサロンになっています。

本書は箕輪さんの働き方を紹介した書籍で、2018年に出版されています。帯にも堀江貴文、落合陽一、見城徹といったビッグネームが出ています。ただ、その界隈の方という印象です。

本書はそこまでボリュームが多いでもなく、平易な文章で結構すらすら読めます。内容自体は箕輪教の教典といった印象でしょうか。いいことは書いてありますし、参考になる部分も多々あります。特に、オンラインサロンでかなりのお金を稼いでいるにも関わらず、幻冬舎の社員を続けている理由などは考え方の違いによって、こんなに違うのかと思いました。

基本的な主張としては、「仕事と遊びの境界をなくす」、「熱狂が熱狂を呼ぶ」、「量とスピード」等などありますが、最終的には「努力は夢中には勝てない」ということなのではないかと思います。努力することを「努力」と認識してしまった時点でそこには疑いが生まれて、振り切れられない。そういうことなのではないかと思います。

やはり、失敗してもやり直せる20代の若い世代に対してはものすごく響く一冊ではないでしょうか。本当に宗教のように盲信させるくらいの魅力がある方ですし、魅力のある本でした。ただ、ある一定以上の年齢の一般人には、正直あまり役に立たない、逆に毒にもなるような本だと思います。

生き方としては箕輪さんはかっこいいですし、トラブルに飛び込んでいく姿は想像してもすがすがしいものがありますが、本書の内容を盲信して突っ走った方の中には残念なことになった方もそれなりにいらっしゃるような感じがしました。一つの尖った生き方の成功例として参考にするくらいが良いのではないかと個人的には思います。

最後に

最近は紙の本を読むことが増えたのですが、本書はkindleで読みました。携帯性はものすごく良いのですが、やっぱり目が疲れる気がします。Kindle Whitepaperを買おうかなと思ってしまうのですが、ディスプレイの大きさとモノクロというところに引っ掛かりを感じて変えていません。

とはいえ、本書は結構楽しく読ませていただきました。すべてを参考にはできませんが、ところどころ逆転の発想というか、考え方の柔軟性を養うといった意味ではものすごく良かったです。もっと早く読んでおきたかった・・・。できれば、近々マンガ版も読んでみたいと思います。

死ぬこと以外かすり傷

死ぬこと以外かすり傷

箕輪 厚介
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