マンガと図解でわかる 世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?(山口 周 著)

こんにちは、kanatoです。

今回も通勤電車で読んだ本をご紹介です。

マンガと図解でわかる 世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?

山口周さんの「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」をわかりやすくストーリー仕立てにして、コミックにした作品です。

食品会社の商品開発を担当している主人公がコンペにでるためにチームを組んだ。⇒いろいろあってコンペに受かって、主人公も立派になりました・・・。的なありがちなストーリーですが、原本の内容のエッセンスが図解などで開設されているので、はやく概要が知りたいという方には向いているような気がします。

キーワードとしては、仕事のやり方?というか方法がクラフト(経験・過去)、サイエンス(論理・現在)、アート(直観・未来)の3つがあることや美意識は真・善・美であることなど、なかなかに心地よい良いワードが並んでいて、センスを感じました。

ただ、本書ではクラフト・サイエンス・アートのうち、これから大切になってくるのは美意識、すなわちアートの部分だと言っていると思います。世界のエリートが「美意識」を鍛えているらしいので、そういう主張なのだと思います。個人的にはこれら3つの調和というか、バランスが重要なんじゃないかなと思いました。もちろん美意識を鍛えることは大事なんでしょうけども・・・。

また、美意識のエッセンスが真・善・美というのも若干引っ掛かりがありました。「美」意識の説明なのにエッセンスに「美」というのは説明しているようで、説明していないような感じがしています。

  • 真:何が正しいのか(認識)
  • 善:何が良いのか(倫理)
  • 美:何が美しいのか(審美)

上2つはわかるんですけどね。美意識に代わる別の概念を持ってくるか、「美」を置き換えられるような別の文字を持ってきてもよいかもしれませんね。(例えば、美意識を「ニュータイプ性」とか、「美」を「魅:何が人を引き付けるのか(魅了)」とかどうでしょうか?)

とはいえ、コミックでエッセンスだけを抜き出しているのに、学びの多い一冊でした。

さいごに

ということで、今回は「マンガと図解でわかる 世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」をご紹介しました。

原本がベストセラーになっているだけあって、読んでいて面白かったですね。学びが深い。

それにしても、逆説的になりますが、世界的なエリートではない自分たちはどうしたらいいんでしょうね。今回のお話は開発部といったいわゆる花形の職種でしたが、日々ルーチンワークをするような職場だとやっぱりアートよりサイエンス・クラフトが大事になってきますよね。やっぱり、職場に応じたバランスが必要ということですね。アートに偏らせないといけないのはエリートということで・・・。

Posted by kanato