トップの教養 ビジネスエリートが使いこなす「武器としての知力」(倉山 満 著)

こんにちは、kanatoです。

やっぱり今週もコロナ、コロナでしたね。そろそろ緊急事態宣言が出てもいい頃合いのような気がしました。大阪は学校も4月中はお休みになったようですし、これからどうなるんでしょうか。

さて、話は変わりますが、今回も書籍のご紹介をしたいと思います。

トップの教養 ビジネスエリートが使いこなす「武器としての知力」

帰りにいつもの駅前の書店に立ち寄った際に、パッと見つけてしまって購入した本です。正直、著者の方が誰かもあまりご存じなかったですし、どんな内容なんだろうと思いながら、とりあえず棚から引っこ抜いてレジに持っていきました。

後から気付きましたが、結構有名な方なんですね。あの上念司さんの後輩?だったり、有名なのはYOUTUBEの「チャンネルくらら」でしょうか。「中田敦彦のYOUTUBE大学」の内容を切りまくっていた印象しかありませんでした。ただ、本書を読んで見方がかなり変わりました。

本書の目次は次の通りです。

  • はじめに 教養こそ、最強の武器だ!
  • 第1章 トップに求められる最初の教養は「決心」
  • 第2章 死生観と帝王学――己の墓碑銘に何を書くか
  • 第3章 韓非子とマキャベリの違いをいえますか?
  • 第4章 このくらい知らないと恥をかく古典政治学
  • 第5章 織田信長、三十四歳の大勝負に学ぶ
  • 第6章 トップに必要な軍隊型組織のつくり方
  • おわりに 戦い続けた瀧本哲史さんへ

もう、なんというか知識欲をそそられる項目ばかりです。詳しい内容には触れませんが、色々なことを知っておかないとスタート地点にも立てない世界があるんだなぁと思い知らされました。本書の帯にも「読めば人生が必ず変わる、人を動かし導く本物の教え」と書いてある通り、本当に人生が変わりそうでした。

本書の書き方としては「教養書」といった位置づけの通り、読みやすい文体で、ところどころ重要な分は反復してくれていて、内容がすっと頭に入ってくる印象です。ただ、筆者の主張通り、それだけではダメで、自分でも考えないといけないんでしょうね。

個人的には、浅野内匠頭の本当の姿や参考にするべき/してはいけない戦国武将(七雄)の部分が面白かったです。あの歌からそんなところまで読み取るのはやっぱりきちんとした訓練というかトレーニングを受けてこないと難しいのではないかと思います。気になった方はぜひ手に取ってみてください。税込み1650円ですがそれ以上の価値は確定です。

最後に

ということで、今回は「トップの教養 ビジネスエリートが使いこなす「武器としての知力」(倉山 満 著)」をご紹介しました。これはビジネスマンは必読の書ではないでしょうか。しかも、面白くて、最後まで飽きさせない。倉山さんの著書をもっと読みたくなってしまいました。

あと、これは私の備忘録的に・・・ですが、せっかく管理職になったので、この下の4つのことと「令」については心にきちんと留めておこうと思います。

<トップにしかできないこと4つ>

  1. 平時から有事への切り替えの決断
  2. 情報の最終的評価
  3. 決 心
  4. 戦機(チャンス)を捉える

号令⇒命令⇒訓令(命令はいざというときのための意思疎通の練習)

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