はじめに
こんにちは、kanatoです。
前回の記事で、EarFun Air Pro 4のANCが弱く感じたことをきっかけに、SOUNDPEATS Air5 Pro・Air5 Pro+・Air6 Proを比較し、6,351円で購入したAir5 Proを選んだ経緯をお伝えしました。

今回はその続きです。実際に届いたAir5 Proを、通勤や散歩の場面で3日間使ってみました。
先に言っておくと、満足している部分と、正直気になる部分がはっきり分かれる3日間でした。今回はどちらも同じ熱量で書いていきます。

3日間使ってみて、良いところも気になるところもいっぱいあったんだって!正直に両方聞いていくよ〜!

データによると、まだ3日間の使用であります。1週間・1ヶ月の変化はまた別の話であります。今回分かった範囲として読んでほしいであります!
1.先に結論
3日間使った時点での結論です。
– 音質は、これまで使っていたEarFun Air Pro 4より解像感がある印象。いろいろな音がきちんと聞こえる – 装着時のフィット感が高く、少し動いた程度で外れたりズレたりする気配がない – 見た目はスタイリッシュ – ANCは道路の車や電車の音がほとんど気にならない程度に効いている – 一方で、ANC ON時の風切り音はかなり気になる(強風時はかなり煩わしい) – LDAC接続時、片耳だけ繋がらない・片耳だけ外音取り込みになる・音が乱れる、が結構な頻度で起きる – マルチポイントは対応しているが、2台目の接続を認識しづらいことがある – 混雑駅では、電車を降りてホームを出るまでの間に断続的な音切れが起きる – ケースからの出し入れが片手ではできず、両手が必要 – ケースに戻すとANCモードがノーマルに戻るため、毎朝設定し直す手間がある
総合すると、どちらかというと気になる点の方が印象に残る3日間でした。
2.Air5 Proの基本情報と検証条件
今回の検証条件をまとめておきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 使用開始日 | 2026年9月2日(到着・開封) |
| 使用期間 | 2026年9月3日〜9月5日の3日間、通勤・散歩時に使用 |
| スマートフォン | motorola edge 60 pro(OSは最新版に更新済み) |
| Air5 Proのファームウェア/PeatsAudioアプリ | いずれも最新版を使用 |
| イヤーピース | 付属のデフォルトサイズ。閉塞感はちょうどよい |
| EQ設定 | イヤホン側は標準設定。音楽アプリ側に用意されている専用チューニングを使用(EarFun使用時も同様の運用) |
| ANCモード | 基本的にANC ON運用。PeatsAudioアプリでは「適応型ノイズキャンセリング」を選択(アプリには「室内ノイズキャンセリング」「屋外ノイズキャンセリング」「屋外交通」も表示) |
| マルチポイント | 対応。スマートフォンを1台目、タブレットを2台目として試用 |
| 試した環境 | 自宅、通勤経路(電車)、散歩、混雑駅A(混雑時) |

3.装着感・操作・アプリ
装着感はかなり良好でした。付属のデフォルトサイズのイヤーピースで閉塞感がちょうどよく、装着後に少し動いた程度では外れたりズレたりする気配がありません。通勤中や散歩中の使用でも、装着位置の不安を感じることはありませんでした。
見た目もスタイリッシュで、この点は素直に気に入っています。

一方で気になったのが、ケースの構造です。ケースからの本体の出し入れが片手でできません。上から差し込む形状のため、両手を使わないと収納できず、雑に入れようとするとうまく収まりません。
さらに気になっているのが、ケースに戻すとANCモードがノーマルに戻る挙動です。何度か試しましたが再現し、基本的にANCモードで使っているため、ケースから取り出すたびに設定をし直す必要があります。地味ですが、毎朝の手間として積み重なっています。

ケースに戻すたびに設定がリセットされる、というのはデータによると地味に効いてくる不便であります。頻度が高い操作ほど、手間の総量は大きくなるであります!
4.ANCを自宅・電車・駅で検証
自宅でのエアコンや換気扇の音、通勤時の電車の走行音、駅のアナウンスなど、日常のノイズはANC ONでかなり気にならなくなりました。ANC OFFとの差もはっきり感じられます。今回の使用では、PeatsAudioアプリの「適応型ノイズキャンセリング」を選択していました。

これまで使っていたEarFun Air Pro 4と比べても、ノイズの抑え方は違うと感じました。ただし、そのEarFun側は最近ANCの効きが弱くなっていると感じている個体で、その原因はまだ特定できていません。そのため単純な機種の優劣ではなく、「今回のAir5 Proがこの環境でどうだったか」として受け取ってください。
気になったのは風切り音です。ANC ON時、風が吹くと風切り音が気になり、風が強い日はかなり煩わしく感じました。私が使っていたEarFun Air Pro 4では「ウインドノイズキャンセリングモード」を使えましたが、今回確認したAir5 Proのアプリには、このモードは見当たりませんでした。屋外での使用が多い人には、この差は体感として出てくるはずです。

風の音、結構気になっちゃうんだね……。ANCが効いてるのにそこだけ弱点になっちゃうのはちょっと残念だよ〜。
5.音質とLDAC接続を確認する
音質は、EarFun Air Pro 4よりいろいろな音がきちんと聞こえる印象で、解像感の高さを感じました。音楽アプリ側の専用チューニングを使っての印象で、EQ自体はイヤホン側の標準設定のままです。
一方で、Air5 Proが対応するLDAC接続には不安定さがあります。LDAC使用時、片耳だけ接続されない・片耳だけ外音取り込みモードになる・音が乱れる、といった現象が結構な頻度で起きています。Hi-Res Audio WirelessやLDACといった対応を売りにしている製品だけに、この不安定さは音質面の評価と相反する、気になる点です。
なお、Air5 Proはマルチポイント接続時にLDACを利用できない仕様です。今回のLDAC接続の不安定さと、マルチポイントで2台目を認識しづらい現象は、別々の条件で確認したものです。
6.混雑駅でBluetooth接続は安定するか
日常的に利用する混雑した駅(以下、混雑駅Aとします)で、電車を降りてからホームを出るまでの間、断続的に音が途切れる現象が起きました。
正直、Air5 Proなら改善するのではないかと期待していた部分です。ただ、今回はオンライン再生・オフライン再生、LDAC・aptXのいずれの条件でも同じような現象が起きていて、特定の条件だけで起きるわけではなさそうでした。
これまで使っていたEarFun Air Pro 4でも同じ環境で同様の現象があり、Air5 Proに替えても改善は感じられませんでした。混雑した駅構内という環境自体の難しさである可能性もあり、Air5 Pro固有の弱点と決めつけるのは早計かなと思います。それでも、混雑駅での接続安定性を重視する人には、購入前に知っておいてほしい情報です。
7.バッテリー・マルチポイント・通話
バッテリーについては、購入後に一度も充電していません。少なくとも直近3日間は、1日約3時間の使用で、充電なしに使えています。アプリ上ではイヤホン側が満充電、ケース側が約6割という状態でした。ただし、連続再生時間や残量推移を測ったわけではないため、電池持ちの厳密な実測値ではありません。

マルチポイントは対応を謳っていますが、スマートフォンを1台目、タブレットを2台目として接続しようとすると、2台目を認識しづらい場面がありました。日常的に2台を切り替えて使う人には、多少ストレスになりそうです。
通話品質は、電話をした範囲では特に問題ありませんでした。ただし、長時間・騒音環境での評価ではありません。以前使っていたEarFun Air Pro 4では、相手から音が少しおかしいと言われたことがあります。
8.良かった点・気になった点
良かった点
– EarFun Air Pro 4よりいろいろな音がきちんと聞こえる音質 – フィット感が高く、動いても外れたりズレたりしにくい – スタイリッシュな見た目 – 日常のノイズがほとんど気にならなくなるANC
気になった点
– ANC ON時の風切り音(強風時はかなり煩わしい。今回確認したAir5 Proのアプリにウインドノイズキャンセリングモードは見当たらなかった) – LDAC接続時の不安定さ(片耳未接続・片耳外音取り込み・音の乱れが結構な頻度) – マルチポイント接続時はLDACを利用できない仕様 – マルチポイントで2台目の接続を認識しづらいことがある – 混雑駅での接続不安定(環境要因の可能性はあるが、改善は感じられなかった) – ケースからの出し入れが片手でできない – ケースに戻すとANCモードがノーマルに戻り、毎回設定し直す手間がある
9.Air5 Proが向いている人・向いていない人
向いている人
– 日常のノイズを抑えるANCを重視する人 – フィット感の高さを重視する人 – 見た目のデザインも含めて選びたい人
向いていない人
– 屋外で風の強い場所での使用が多く、ウインドノイズキャンセリングを重視する人 – LDAC接続の安定性を最優先したい人 – マルチポイントでの機器切り替えを頻繁に行いたい人 – 混雑駅での接続安定性を最重視する人(Air Pro 4でも同様の現象があったため、環境依存の可能性がある点は踏まえてください) – ケースの出し入れのしやすさを重視する人
おわりに
3日間使ってみて、率直に言うと「どちらかというと不満よりの感想」というのが今の実感です。音質やフィット感、ANCの効きには満足しているのですが、風切り音・LDAC接続の不安定さ・混雑駅での接続・ケースの使い勝手など、気になる点も同じくらい出てきてしまいました・・・。
正直、ここまで気になる点が出てくるとは思っていませんでした。とはいえ、まだ3日間の使用です。もう少し使い込むと印象が変わる部分もあるかもしれません。
Air Pro 4のANC不調がきっかけで買い替えたAir5 Proですが、退役させたAir Pro 4が本当に直せなかったのかは、まだ検証していません。次回は、そのAir Pro 4を改めて検証してみたいと思います。
それでは、良きホビーライフを!


コメント