こんばんは、kanatoです。
お休み中ですので、今年読んだ本をできるだけ紹介したいと思います。
今回は「皇帝たちの中国史(宮脇淳子 著)」をご紹介します。実は先日の「日本人が教えたい新しい世界史」より先に読んでいたのです。
皇帝たちの中国史(宮脇淳子 著)
本書もYOUTUBEで配信された講義「皇帝たちの中国」がもとになっています。その講義もやっぱり底本は岡田先生の著書「皇帝たちの中国」だそうです。
中国4000年とか、5000年とか、シナの方々はおっしゃっていますが、漢民族がずっと統治していたわけではなく、いろんな民族の王朝が代わる代わる権力を持って統治していた・・・といったことがきれいな説明とともにわかりやすく述べられています。
中国の歴史、いわゆる東洋史を秦の始皇帝、漢の武帝、元のフビライ、明の朱元璋、清の康煕帝など、古代から近代までの有名な皇帝を中心にストーリーを持って、述べられています。その中でも漢民族以外の統治時代が漢民族の統治より圧倒的に長かったり、そもそも中国の興り自体が商業のための異民族の集合体みたいなものであったり、漢字の習得がかなり難しいといったことまで、中国(ここではシナといったほうが良いのかもしれませんね)といった国がどういった経緯をたどってきたかということに対してかなり理解が進みます。
最後に
ということで、今回は「皇帝たちの中国史(宮脇淳子 著)」をご紹介しました。
隣国の方々がどのような成り立ちで、どのような歴史を持っているかを、私を含めた日本人は知らなさすぎなのかもしれませんね。
コメント