こんばんは、kanatoです。
今回も通勤電車の中で読んでいた本「指揮官( 児島 襄 著)」のご紹介です。
全部通して読んだわけではないですが、気になる項目だけを読んでも十分に楽しめる内容でした。また、だいぶ古い本のはずですが、全然読みにくくなく、底本の出版年を知ってびっくりしました。
本書は第二次大戦に活躍した、著名な指揮官、指導者を取り上げて、それぞれがどのような判断を下し、どの様になって行き、そして、死んでいったかを丁寧に書かれています。
2部構成になっていて、第一部は山本五十六や東条英機など日本の指揮官を、第二部では海外の指揮官を取り上げています。
私個人としては、第一部では東条英機、第二部ではダグラス・A・マッカーサーやエルウィン・ロンメルが非常に興味深かったです。
東条英機はなんだかA旧戦犯と言われて、極悪人のような認知をされていますが、努力を重ねて大将になってますし、開戦前にも天皇からの求めで対米和解の道を探しています。個人の力では開戦を阻止することっはできませんでしたが・・・。
マッカーサーは日本人には結構馴染みの深い米国人ですが、その変遷をご存じの方はあまりいないのではないでしょうか。また、ロンメルはドイツの軍人で、私は初めて知りましたが、第二次大戦の指揮官としては最も優秀と言っても過言では無く、もしヒトラーがロンメルの処遇を間違えていなければ、もしかすると・・・という気にもなってしまいます。
という具合に色々と想像が膨らみますし、それぞれの指揮官の知らなかった一面に気付ける一冊でした。
コメント