こんにちは、kanatoです。
完全にタイトル買いしてしまいました。
モンテ・クリスト(熊谷カズヒロ 著)
アレクサンドル・デュマの「モンテクリスト伯」にSF色を加えて、いろいろといじくった結果、原作とは違うテイストになった感じでしょうか。私は結構楽しめたのですが、人によっては好き嫌い、賛否が分かれるところでしょうか。
最初、3人に騙されてシャトー・デュフに送られてしまって、フォリア神父に出会って・・・というところまでは原作に沿った感じで、もう少しいうとダングラールくらいまでは期待どおりでした。そこから、結構違うのかな。敵キャラを無理に少年漫画のキャラに仕立て上げた感じです。最後に至っては一番盛り上がりそうな元恋人との再会や恋敵との対峙などは少々拍子抜けでした。ただ、元恋人が結構イッている感じになってたのは、少々面白いなぁと。ちなみに作中に作者のアレクサンドル・デュマが出てきます。4人の物語(三銃士)の人気に病んでいる感じですが、この物語をツイストしながら書き上げる役目で、なかなか面白い設定だなぁと・・・。
最後に
ということで、熊谷カズヒロ先生の「モンテ・クリスト」をご紹介しました。あらすじを知っているだけに本作はいろんな意味で裏切られました。4巻完結というのも色々な意味でよい感じです。
それにしても、なぜかモンテクリスト伯とか三銃士とか、デュマ作品を題材にしたものは読んでしまうんですよね。少年向けは三銃士、年を重ねるとモンテクリスト伯が面白くなってきます。
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